便秘が何日も続いてつらいときには、
つらい便秘にお悩みの方は、多くいらっしゃると思い
慢性的に続く便秘は常習性便秘と症候性便秘とに
「とにかくすっきりすぐ出したい」、「早く便秘を解消したい」ものですが、
便秘薬の種類によっては(刺激によりは排便を促すもの)自然で強制的に、無理やりお通じさせようというものです。
腸はお通じの準備が出来ると
自然と刺激が起こって自然なお通じがおきます。
しかし、便秘薬(刺激により排便を促すもの)によるお通じは
強制的な刺激によるお通じです。
しだいに便秘薬によってしか、腸が刺激を感じなくなり
自然なお通じの刺激を受けても
腸が反応しなくなるのです。
腸が麻痺して、強い刺激がないと動かない状態になってしまいます。
この場合少しづつですが、
便秘薬の量を増やさないと便秘が解消されなくなります。
この状態を避けるためにも
やさしい便秘薬を服用する事をお勧めします。
当院ではなるべくやさしい便秘薬を処方しています。
便秘薬の量が増えてお困りの方、
便秘でお困りの方
お困りの方は一度受診されませんか。
便秘とは
ます。何日排便がなければ便秘なんでしょうか?
便秘とは、いったい何でしょうか?
便秘とは排便が順調に行われない状態をいいます。
何日以上排便がなければ便秘という規定はありま
せんが、多くの人では1週間に3〜7回以上の排便が
ありますので、3〜4日以上も排便がない場合は、
一応、便秘と考えていいでしょう。
しかし、便秘は必ずしも回数のみで決まるものではありません。回数は
普通でも1回の排便量が少ない時には、便秘とする場合があります。
そして、何らかの苦痛を伴い、治療の対象となる場合を、便秘症といいます。
便秘の種類
分けることができます。
◇症候性便秘 : 他の病気に付随して
見られる便秘
◇常習性便秘 : 単純性便秘と痙攣性便秘に分け
られ、単純性便秘はさらに弛緩性便秘と直腸性便秘
に分けられます。
・弛緩性便秘 : 女性や高齢者に多く見られる便秘で、便意はあるのに
お腹が張るような症状です。これは、女性や高齢者
は成人男性と比べ腹筋が弱く、結腸の運動が少なく
て弱いために、結腸内に便が停滞することによって
起こります。また、胃・結腸反射が弱いことも原因
として挙げられます。胃・結腸反射とは、胃に食物が
入ると、反射的に結腸の大蠕動が起こることをいい、
食事の量が少ないと起こりにくくなります。
・直腸性便秘 : 排便困難な状態で、直腸に便が停滞しています。これ
は便意を無理に我慢する習慣があったり、腹圧が低下
した場合などに起こりやすくなります。なお、弛緩性
便秘と直腸性便秘はしばしば合併して見られます。
痙攣性便秘は過敏性腸症候群の便秘型で、結腸の
けいれんによって、便が停滞する場合をいいます。
この場合は、便秘と下痢が交互に現れることがあり
ます。
・けいれん性便秘 : 疲れとストレスが原因で腸がけいれんを起こし、
便の通りが悪くなるために発生します。