腸の中に便が長い間留まることで、便は多くの有害
物質を作り出します。腸内では、善玉菌、悪玉菌が
バランスを保っておりますが、有害物質の毒素によ
り腸内の悪玉菌が増加し、様々な病気を引き起こす
原因となります。
●便秘を主症状とする代表的病気を紹介します。
大腸がん : 大腸がんは比較的おとなしく成長が遅く、リンパ節転移も
少なく、早期発見によりほぼ完治できる病気です。
イレウス : なんらかの原因により、腸管の通過が障害された状態
です。
・原因@ 腸炎、術後や外傷による腸管の癒着
・原因A 血管の血行不全により領域の腸管が壊死する
腸重積、ソケイヘルニアかんとん、腸捻転、Meckel憩室など
・原因B 腸管壁の神経、筋が影響を受けて腸管運動が麻痺した化膿
性腹膜炎や癌性腹膜炎、子宮外妊娠、外傷などによる
腹腔内出血、胆嚢炎、膵炎など。
※症状が現れてではなく、定期的に大腸検査をされることを
お勧めします。