食事療法 : 食事の量が少ないと、便秘が起こり
精神療法 : 過敏性腸症候群の人では興奮したり、心配事
生活習慣の改善 : 朝、空っぽの胃に食べ物が入る
薬物療法 : 単純性便秘により腹部の膨満感や食欲
やさしい便秘薬に限らず、
やすくなります。便秘気味の人は
食物繊維の多い食物を摂る必要が
あります。
また、しっかり朝食を摂ることにより、
朝食後に胃・結腸反射による結腸の
大蠕動が起こり、便意が出現します。規則的な排便のため
には朝食は非常に大事です。
があると腸のけいれんにより、腹痛がしたり、
便が出にくくなったり、細くなったりすること
があります。下痢になる時もあります。
このような傾向の人は、ストレスを解消する
ことが大事です。
と、結腸の大蠕動が起こり、結腸の便
が直腸に送り込まれるために、便意が
起こります。常習便秘の人には、この
大蠕動が弱い場合がよくあります。
このような人は、朝食をゆっくりと沢山
とることと、便意を抑えないことが重要
です。また、腹筋の力が弱いと、排便が
困難になりますので、腹筋を強めるため、適度な運動が
役立ちます。無理な運動をする必要はなく、散歩程度の
運動でもかまいません。運動によって血行が良くなり、
結腸の動きも順調になります。精神的なストレスの発散
にも役立ち、便秘の改善に好ましい影響を与えます。
不振が起きた場合、やさしい便秘薬
(緩下剤)を使用します。やさしい便秘薬
は自然の便通を付けるため
の補助手段として用いるものですから、
適量を服用して下痢や腹痛が起きない
ようにしないといけません。
強い下剤を連用すると下剤性腸炎が起こり、残便感を
訴えるようになります。残便感があり、排便がないので、
さらに下剤を服用し、次第に下剤の量が増すようになり
ます。
ますます便秘が増悪するという悪循環を
招くようになります。このような悪循環を
立ち切るためには作用の穏やかな緩下剤を用いる必要が
あります。また、やさしい便秘薬でも量を多く用いれば、
激しい下痢が起きますので、下剤の選択と容量の決定は
非常に重要です。
薬剤は必ず医師、薬剤師の
指示に従って服用したほうが良いで
しょう。